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ミトコンドリア

ミトコンドリアとは? 全ての細胞の中に存在している構造物で、細胞の活動エネルギーを作ってくれている働き者さん。 ( 高校の生物で記憶に残ってる方もいると思いますが …) 活動エネルギーとなる成分は「アデノシン三リン酸」 (ATP) といいます。 この ATP を合成してくれる小器官、合成の際に微弱な電流も出していて、私達の生命活動を送る上でとても重要。 ミトコンドリアさんは一つの細胞の中に 100 〜 2000 個も存在していて、細胞内で分裂や融合を繰り返し、形状は酵素によって調節されているらしい。 スゴイですねミトコンドリア。 ミトコンドリアの主なお仕事はエネルギーの産生ですが、それ以外にも  ・細胞の生死を制御する機能  ・細胞内のカルシウムイオン濃度の調整  ・脂質の酸化などに関わる働き  ・免疫反応においても重要な働き 最後の免疫反応の働きは最近の研究でわかってきた事らしいですが、生体防御システムにも関わりがあり、ウィルスなどの攻撃から身を守ってくれてるらしいのです。 また細胞の中にはミトコンドリアだけではなく、リボソーム、ライソゾームなどそれぞれがあり、とても重要な役割を担っています。 頭皮や毛髪の事を調べてたら細胞のことを語られるなんて … って感じだと思うのですが、とても重要な事なのでさらに書いていきたいと思います。 「細胞の生死を制御する機能」 さらっと書いてありますがとんでも無い機能ですね。 人間で言うところの死亡診断をしてくれているお医者さんみたいですね。 毛髪でいうと、毛髪としてしっかり育った細胞は死滅細胞のくくりになっていますが、毛穴の中で毛髪を作る細胞はしっかり生きているし、活発に動いてくれているのでどんどん毛髪を作っていってくれています。 もし、その毛髪を作ってくれている細胞が死滅したら、毛髪はなくなります。 そして、死滅したかもしれない細胞がそのまま残り続けていたら? 新たに生まれてくる活発な細胞の邪魔になると思うのです。 その死滅診断をミトコンドリアがしてくれていて、死滅診断された細胞はリソソームという小器官がお掃除してくれます。 そして、新たに活性化していく細胞が生まれます。 「細胞内のカルシウム濃度の調整」 カルシウムイオンの役割は、止血に関する血液凝固因子として機能したり、心筋の収縮にとって欠かせない心臓の拍動を制御していたり、...

細胞

  細胞って 何してんだろう? 人間を構成している細胞の数は 60 兆個。 もしくは、 37 兆個。(研究者によって違う) 数はとても曖昧らしい。 にしても、 たくさんあるわけで、 じゃあ髪の毛にも、と思って調べたら 髪の毛にはないらしく、毛母細胞というのが毛穴の中にあって、 毛穴といっても、人それぞれ数は違うが …… 数が多すぎてよくわからん。 でも、確かにそれは私たちの意志とは関係なく日々絶え間なく増えたり減ったりを繰り返しながら、私たちを支えてくれている。 話のスケールが大きくなり過ぎてる様なのでそろそろ頭皮のお話へいこうかと思います。

そもそも

  そもそも インターネットのない時代に頭の中で巡る疑問に、答えやヒントはなかなか納得のいく形では辿りつきませんでした。 今でこそ、インターネットが普及して情報が溢れるように流れ、その中で取捨選択を繰り返し、正確な情報に辿り着く。 しかし、知識ばかりで、実体験の伴わない、半ば宙ぶらりんの状態は改善しません。 そんな中でも美容師という世界に身を置いている事は、私にとっては救いとなる環境でした。 美容室での一般的な業務。 美容師としての毎日の鍛錬。 退屈する間もないくらいたくさんの時間を実体験や知識をフル稼働させて、人の願いを叶え、その人の理想に近づける。 その中で、新たな疑問や課題が出てくる。 とても充実したライフワークだと思っています。 元々、私の気質がそうさせるのかそこに嬉々として身を投じる。 ですが、私の最大の疑問は解決しないのです。 「なぜ、人間は人間として意識せずに活動できているのか?」 そこはさまざまな意見があると思いますが 細かく表現すると、 「細胞ってどうやって活動しているんだ?」 髪に白髪がある人、ない人 髪の毛が細い人、太い人 髪の毛が黒い人、茶色い人 … などなど。 細胞中の DNA の遺伝情報や伝達情報、その情報により細胞の活動で形成される姿や形 化学が進んでるんだからどうにかなんないのか?と思うことばかり。 と、こんな感じで過ごしていたところに、視界がひらけたかのように答えに近づける出会いがありました。 それは、「日本毛髪学会」という機関でした。 先日お話しした復元ドライヤーのメーカーさん。 ルーヴルドーさんがその学会を設立していたのです。

小難しい話へ

私の長年の疑問。 もしかしたら、少し答えに近づいたかもっ て事で、小難しい話に向かうと思いますが、どうぞお付き合いいただけると幸いです。 私は幼少期より物理的な傷の治りが早いと感じていて、傷の治り方や病気の回復の早さに個人差がある事が不思議に思えていました。 今では、血流の流れや免疫力の高さで理解は出来ているのですが細胞に関してはまだまだ理解が及んでいなかったのでなんとなくそうなのか?という疑問がありました。 なので、そこん所を少し書いていければと思います。 いきなりですが、「ミトコンドリア」 理科、生物などの授業で聞いたことのある名前。 これがとても鍵になる生物でした。 難病の中でもミトコンドリアの機能不全に関することで関心はあったのですが、ここに来て少し繋がった感じがあります。 きっかけは「復元ドライヤー」でした。 空前のドライヤーブームの火付け役。とは使用後に気づくのですが … 以前から、ドライヤーの電磁波には危険があるのでは? と思っていて、たまたま見た美容師さん向けの美容雑誌にて復元ドライヤーの広告を見てすぐに注文してみました。 何せ気にしていた電磁波をほとんどカットできているという事が驚きでした。 なぜ電磁波を気にしていたかというと、 女性美容師さんの中で罹患率が高い病気で「乳がん」という事がよく言われていて、 スタッフが女性だったし身内だった事もありとても気になっていたからです。 電磁波自体は人体に悪影響を及ぼすものとして WHO でも危険視されています。 なぜか日本では、問題として取り上げられない事が多い電磁波。 海外では結構な健康被害があると話題になるのに。 とまあ電磁波に関してはまたの機会にてお話しするとして、 復元ドライヤーは何がすごかったのか?も別の機会にして、 復元ドライヤーを開発した「ルーヴルドー」さんというメーカーさんとの出会いが私の疑問を解決に向かわせるスピードを加速させる出会いとなったのです。 このメーカーさんのすごいと思ったところは、毛髪にある「キューティクル」という毛髪の保護機能を司る器官を復活させられるという事でした。 キューティクルとは毛髪の表面にある物でとても重要な役割があります。 ある意味キューティクルが健康であれば毛髪の艶、ハリ、枝毛、などなど毛髪に関するほとんどのことが解決するのでは? という認識が私にはありまして、...

髪の毛の伸び

髪の毛の生えるスピード  ご存じかと思いますが、髪の毛の伸びるスピードは人それぞれ違いがあります。 しかも、人それぞれどころか毛穴一つ一つ違います。 気候や生活のリズム、ストレス、仕事場の環境、1日の終わりに頭を洗うかどうかなどなど、 頭皮の環境は毎日変化しています。 私は気候の影響で伸びるスピードが変わるというお話をお客様にすることが多いです。 仕事の上でもよく分かる事なのですが、私自身の体感でも気候による髪の毛の生えるスピードの変化はよく分かります。 一般的には一ヶ月で平均1.2cm髪は伸びていると言われています。 ですが、2cm伸びる月もあれば1.5cmの時もあります。 なぜか、湿度が高い時や 大雨や寒波など過ごしやすかった気候条件よりも 過酷な気候条件下で過ごした時の方が たくさん伸びている気がします。 細胞一つ一つが危険を察知して、 普段の生活下よりも活性化しているのでは? とも考えてしまいます。 ( 空腹時に出てくる若返り細胞みたいな感じ? ) だからというわけではないのですが、気に入ったヘアスタイルを維持するなら、個人差はありますが 1 ヶ月から 1 ヶ月半に一度は美容室でカットしていると、ご自宅でのセットやブローがとても楽でセットの時間も短縮できると思いますよ。

頭皮のこと

 頭皮のこと 頭皮とはなんなのか? 顔の皮膚と頭皮はなにが違うのか? 実は構造は同じです。 はっきりわかる違いといえば、毛穴の数とその大きさです。 そして、新陳代謝を繰り返しているため肌からは垢が、頭皮からはフケが古い皮膚として排出されています。 ご存知の方も多いと思うのですが、ヘッドスパを受けると肌にハリが出たりツヤが出たり嬉しい効果が出ますよね。 当然のことですが頭皮と顔の皮膚は繋がっていて、頭皮にシワやタルミが生じると顔の皮膚にも影響が出ます。 重力の影響でシワやタルミは頭頂部から徐々に下へ下へと広がっていきます。 この事から、まずは頭皮のマッサージで顔の皮膚にも良い影響が出るから極力、頭皮のマッサージをライフワークの中に取り入れる事を美容師さんやエステティシャンさんはオススメしているのです。 もし、この事が気になった方は正しい頭皮マッサージの方法がわからない、知らないという方は担当の美容師さんや私に聞いてみましょう。 意外と簡単に取り入れる事だったりしますので、ぜひオススメです。  

悩み事

 髪の毛は私にとってファッションの一部でしかありませんでした。 美容業界に入って20年以上が経ち、その感覚は変わっていません。 (感覚は変わってはいないものの、美容室で働くにつれて毛髪化学や私たちがお客様に使っている物がどういった影響を及ぼしているかがとても気になり始めたのです。) そして、私が施術させていただいている方々もそうでした。 ですが、その感覚を維持しようとしても以前のようにしたいカット、ヘアカラー、パーマなど 髪の傷みや毛量、頭皮の不具合などによって、したいことができなくなっていってる方が増えていることに気づきました。 その問題は、突然の自然災害の如く降りかかってきます。 屋外での日光による影響や日常生活(仕事を含む)を送っていく上でのストレス、前処理や後処理を行わないカラー、パーマ、ストレート、加齢による身体的変化など 一人一人の原因は違えど何かしら毛髪や頭皮に影響が出てきます。 サロンワークでよくお伺いする言葉は 「私の髪細いからボリュームでないでしょう。」 「なんだか白髪が増えてきて、毎月カラーしないと気になって。」 と、髪の悩みについてお話しして頂いています。 この悩みは髪の悩みアンケートの上位に常に出てくる髪の悩み事です。 では、なぜ髪は細くなるのでしょう?    なぜ薄くなるのでしょう?    なぜ白髪は増えていくのでしょう? まずは、毛髪を育む頭皮の事からお話ししていきたいと思います。